内容をスキップ
- ロシアの戦勝記念日の軍事パレードで、ウクライナに対する攻勢が近く始まると予測される中、プーチン大統領が「本物の戦争」という表現を使い、祖国を守る戦いと位置付け、国民への結束を訴えました。また、欧米への非難やウクライナ侵攻に参加する兵士への誇りを表現しました。
- 今回のパレードでは航空機の飛行がなく、規模の縮小が指摘されています。これは装備品や人員の不足、または国内からの批判を避けるためと考えられています。
- プーチン大統領の演説では、先週ロシアが発表したクレムリンへのドローン攻撃について言及はありませんでした。これは事態が深刻であるが、それに対する過激な反応が何を引き起こすか分からないため、問題を避けたいという意図があると考えられています。
- 演説では日本にも言及し、日本の軍国主義と戦った中国の選手の偉業を称えました。これは、西側がウクライナを操りロシアに戦争を仕掛けているという主張の中で、日本を批判し、対比する形で中国を持ち上げる意図があると解釈されています。
- 今年の戦勝記念日は異例の状況で行われ、外国メディアへの取材許可が出されなかったなど、厳戒態勢が取られました。また、旧ソ連諸国7カ国の首脳が式典に出席したと報じられており、これが急遽決まった背景についても注目されています。