1. バブル期以来の日本株高値更新
現在、日経平均およびTOPIXは、バブル期以来の高値を更新しており、日本株市場は30年ぶりの高値水準に到達しています。特に先物市場を基準に見た場合、この動きが非常に鮮明に見えます。
2. 海外投資家による大量購入が後押し
この株価上昇の背後には、海外投資家による大量購入があります。特に先物市場での活発な購入が、全体の上昇を牽引しています。一方で、個人投資家は市場の動きに対して懐疑的で、相場の上昇に対する逆張り行動が目立っています。
3. 日本株とS&P500の比較 – 日本株の優位性
日本株とS&P500を比較すると、近年、日本株の方が明らかに上昇しています。今年初から見ても、日経平均の上昇が顕著で、一方、S&P500はそれほど大きく動いていません。
4. 決算結果とEPS(一株当たり利益)の下落
しかし、最近の決算結果は全体的に見て弱く、日経平均のEPSは下落傾向にあります。長期的な視点で見ても、日経平均のEPSは去年の3月頃の水準まで下がっているのが現状です。
5. 業績予想と減益の見通し
最近、2023年3月期の本決算を公表した企業を見ると、来年度の業績予想では全体として減益が見込まれています。特に海運3社の減益が目立ち、全体の減益額の大半を占めています。
以上が日本株の現状と見通しになります。これからも投資家として、国内外の市場動向をしっかりと把握していきましょう。